飲食の仕事を辞めたいんですがどうしたらいいでしょうか?
対処法を教えて下さい。
以上のような仕事を辞めたいときの対処法についての質問にお答えします。
この記事では、飲食の仕事を辞めたい理由と対処法を解説しました。
飲食の仕事を辞めたくなったというのは飲食経験者なら誰もがあります。
飲食正社員として7年以上経験してきたことを元にして書きました。
原因と対処方法さえ分かれば後は行動するだけなので、悩みが解決するもしくは軽くなるので是非読んでみて下さい。
みんな仕事を辞めたい?
「仕事を辞めたい」とほとんどの人が毎日のように考えています。
「辞めたい」と思うのは現状に満足していない、不満の状態が続いているからです。
それでも簡単に辞めることができず仕事を続けてます。
理由は、辞めた後のお金と次の就業先で上手くできるか自信がないからです。
今の職場は良いところ、悪いところも知っているので安心します。
逆に今の職場を辞めて次の就業先については、企業研究していたとしても今の職場よりも知らないことが多いでしょう。
仕事を辞めたくても辞められない1番の原因は、「今の職場より良い仕事を知らない」「自分にはできない」という考えが頭のどこかにあるからです。
決して居心地が良くない職場でも、「知っている」という安心感があるので他の仕事が良く見えても「調べたり」「転職しよう」と行動に移す人はほとんどいません。
人には現状維持バイアスというものがあって、例えメリットがあることでも今ある「安心感を失いたくない」「知らないこと、未経験のことをしたくない」という思考が働きます。
飲食業を辞めたいという声は後を経ちませんが、こんなに厳しい労働環境で所得も少ないのに辞めずに継続している人がいるのは「安心感を失いたくない」が勝っているからです。
例えば、今の職場よりも
・居心地が良い
・安心して働ける
・所得が高い
というメリットがあり「自分でも転職できて働ける」と確信があれば、転職する計画を立てて次の就業先に向けて行動をおこします。
仕事を辞めたいという考えが出てきたら、まずは「自分がなぜ辞めたいのか」を知ることが必要です。
飲食の仕事を辞めたい理由7選
飲食の仕事を辞めたいと考える主な理由をまとめました。
・会社に時間を捧げすぎる
・健康状態良好から病気になる人が多い
・人手不足で休みが無くなる
・業務内容と所得が見合わない
・人間関係が嫌になった(気が強い人が多い)
・飲食業はサツバツ世界
・飲食業界、オーナー(経営者)がまともな会社運営は考えていない(してない)
以下で詳しく解説します。
会社に時間を捧げすぎる
1日24時間のうち睡眠、家事、仕事で1日が終わるのが飲食業です。
仕事の時間拘束時間が長すぎるので、普通に家族の時間、趣味の時間を持つことが難しいです。
飲食で働くことが好きでどんだけ働いても楽しいと言える人じゃないと、飲食の長時間労働に不満を持たない人はいません。
例えば、私が働いていたフレンチレストランの一日の仕事がある日の時間割はこんな感じでした。
割合(%)にするとこんな感じです。
毎日仕事して家に帰る往復でした。
睡眠を抜いても約70%が仕事の時間で、自由な時間は5%もありませんでした。
ちなみに今の私の仕事がある日の時間割はこんな感じです。
子供と過ごす時間を差し引いても、自由な時間が飲食店で働いていた時よりも多いです。
私の場合、少し業務量が減っているのもあるのですが自分の時間が増えたことで新しいことに挑戦したり、気持ちに余裕があるので色んなアイデアが出やすくなりました。
時間の使い方はひとそれぞれですが、人生2度無し、悔いの残らない人生を生きたい方は今のうちに対策しましょう。
私が飲食を辞めてよかった理由を以下の記事で解説してますので、よろしければ参考にしてください。
辞めてよかった飲食!やめてよかった6つの理由【元飲食店の社員が解説】
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辞めてよかった飲食!やめてよかった6つの理由【元飲食店の社員が解説】
飲食業界を辞めてよかった6つの理由【元飲食店社員が解説】仕事中心の生活から解放されるメリットを具体的に紹介。飲食業を辞めるべき人の特徴や転職成功のヒントも!7年以上の経験者が語る、飲食を辞めた後の生活に目を向けてみませんか?
健康状態良好から病気になる人が多い
休みといったら何でも自分の好きなことをやりたいものですが、飲食業で働いていると休みの日はほとんど寝て過ごすという状態になってしまう人がいます。
これは、業務の疲労がたまって疲れをとるためというよりはうつ病、過眠症などの病気のサインかもしれません。
私が一人暮らししていた時の休みの日は、15時ぐらいに起きて1日の休みが半日しか自由な時間がないというのがしょっちゅうありました。
健康面に注意しようにも毎日仕事で時間がなく睡眠時間も削られて、食事の栄誉管理も一人暮らしだと難しい状態でした。
まかない料理は栄養バランスは考えていませんからね。
若い内は平気かもしれませんが、飲食業をやり続けていると病気になるリスクが高くなります。
病気になっても自己責任ですので誰も助けてくれません。病気になってからでは遅いので、早急に対策しましょう。
人手不足で休みが無くなる
飲食業は年中人手不足、当日人員が揃わなければ休日出勤をすることになる社員が多いでしょう。
ほとんどのスタッフがアルバイトで構成されているので、いい加減なアルバイトを雇えば遅刻、当日欠勤が多発します。
ブラックと言えば飲食というほど代名詞になっているので、不人気なアルバイトなので求人をかけても質の良いスタッフは中々集まりません。
飲食業は薄利多売なビジネスなので、人件費(コスト)をかけないでどれだけ売り上げを上げるかで利益をとるという手法が大半です。
そのため人員は常にギリギリなことも珍しくなく、個人のスキル(生産性のある業務行動)に左右されます。
ちなみにアルバイトや現場スタッフからは、個人のスキル(生産性のある業務行動)で仕事ができる、できないが判断されがちです。
休日出勤手当はほとんど行なっていない企業が多いので、何も言わなければ搾取され続けます。
オーナー側は分かっていながら人員ギリギリの運営、休日出勤を黙認しています。そのほうがコスト(人件費)を削減でき、利益に繋がるからです。
私がホテルで働いていた頃ですが、まだ勤務しているのにタイムカードを切らされることが毎日ありました。上長が率先して行っていました。
もし今勤務しているところがそんなことをやらせるようだったら、スマホの動画、ボイスレコーダーを使って証拠をいっぱい作りますね。
休日出勤をするのが当たり前の会社にいても、得られることはその日の現場の救世主感をちょっと味わえるだけです。
自分の時間がどんどん削られる前に対策をしましょう。
業務内容と所得が見合わない
飲食業界の所得が低いのは間違いありません。
業界全体利益が出にくいビジネスなので、所得が低いのはどうしようもないとも言えます。
利益が出にくい仕事なのに業務内容がハードなので、辞めたくなる人が大半です。
ほぼ体力仕事で長時間労働の仕事です。
・営業前から食材の仕込み(立ち仕事)
・接客、オーダー、レジ打ち、お客様対応(立ち仕事)
・調理作業(立ち仕事)
・食材管理(立ち仕事)
・食材発注
・衛生面管理による徹底的清掃(立ち仕事)
・売り上げ報告
・書類作成
他の業種より長時間働いて、仕事内容もハードワークなはずなのに所得が少ない。
ちなみに、物流業界でのドライバー職は長時間労働で業務内容もハードですがやった分だけ稼げる歩合制の部分もあるのが大半です。
どれだけ業務量をこなしても所得が増えず、休日出勤しても手当が出ないのが飲食業です。
頑張って働いているのに所得が増えないことに悩んでいる人は、すぐに対処しましょう。
人間関係が嫌になった(気が強い人が多い)
飲食業を続けている人は気が強い人が多いです。
気性が荒い人、乱暴・暴力を振るう人もいますが、それは次の項目で解説します。
なぜ飲食は気が強い人が集まるのかというと
・参入障壁が低い仕事である
・体育会系のノリ
・気の強い人しか生き残っていない
誰でも入社できるのが飲食業だと私は思っています。年中人手不足なので特別なスキル、経験は特に必要なく、健康で長く働いてくれるならたいがいの人が入社できます。
なので色んな経歴がある人がいる職種でもあり、独立意識が高くプライドが高い人が多いです。
人に指図されるのが嫌いな人が多いので、気を遣うので頼む側は精神的に疲れます。
飲食業界は体育会系のノリで、業界全体で年功序列、実力主義になっています。そのため体育会系にありがちないわゆる精神論が多いので、必然的に体育会系のひとが集まります。
飲食業界はハードワークに加えて気の強い人とも接するので精神的に疲労します。なので飲食を続けて行ける人は気が強い人が多いのです。
気が強い人同士が集まるので熱量はすごいのですが、暴走していざこざがあったり、揉め事が多い現場ばかりになります。
色んな気疲れがする職場を経験してきたのもあるんですが、他業種に転職したら環境のギャップに驚かされました。
今思うと本当に特殊な環境で育ったなと思います。飲食の環境は普通でないのは間違い無いので、自分には合わないと薄々感じている人は環境を変えることも検討してみてはいかがでしょうか?
飲食業はサツバツ世界
飲食業は実力主義の世界なので殺伐とした空気がある現場が多いです。
飲食の仕事は一見チームワークが大事なように見えて経験したことがある人なら分かると思いますが、自分のポジションをいかに上手く効率よく生産的に業務を行い、気が向けば他のポジションのフォローにあたるというものです。
自分のポジションをキープして次のポジションに向けていかにして登っていくのかが、現場業務に従事している人の課題でもあります。
こういう体制の現場しかないので、現場では仕事が遅い人間、ミスをする人間を避難したりする人が多いのです。
私の経験では、お客のいない場所で見えないところに生傷が絶えない状態になっていました。
今思うと傷害罪で訴えてもいいような内容なのですが、ものを知らない無知な人間でしたので周りに助けてくれるような知人もいませんでした。
一人暮らしをしていたら、特に「自分が悪いんだ」と負のループに落ちてしまうので危険です。飲食業界の慣習、常識、空気感で暴力が許されるということは決してありません。
業界が許しても国の法律が許さないような証拠をつきつければよかったなと思います。
サツバツ世界の飲食が辛いという人は早急に対処しましょう。
飲食業界、オーナー(経営者)がまともな会社運営は考えていない(してない)
会社の上長、経営者側または業界全体がブラックな環境を受け入れて運営しています。
私が飲食業界を辞めてから8年経ちますが、昔も今も変わらずブラックな環境は変わっていません。
業界自体が古い体質に縛られているのか、構造的に改善するのが難しいのか恐らく両方でしょう。
業界全土で抱えている労働環境問題ですが簡単に解決できることではなく、AI配膳ロボットなど導入していますがまだまだ労働環境の問題を満たしていません。
そして、飲食店は個人店、中小企業ばかりなのでAIロボットを導入するのも難しい会社ばかりです。
飲食業界、オーナー(経営者)は今回挙げさせていただいた辞めたい理由がでてくるのは分かっていますが、今までやってきた方針を変えずにふるいにかけて生き残った人間だけでやりくりしています。
ブラックでも利益が出ればいいやというのがオーナー側の本音で、社員の幸せや健康などは本気で考えておらず会社(自分)の利益を追求することが目的です。
飲食は奴隷、搾取される、ブラック、底辺のやる仕事だと散々言われていますが飲食業のオーナーはそれらを受け入れて運営していますのでまともな会社運営は考えていません
常に「ことが起きてから対応する」という状態です。
仕事を辞めたい時の対処法5ステップ
仕事を辞めたくなった時の対処方法はこちらです。
①なんで辞めたいか原因を追求する
②自分で解決できることなのか考える
③キャリアプランを見直す
④転職のリスクを知る
⑤転職しないリスクを知る
以下で詳しく解説します。
①なんで辞めたいか原因を追求する
まず、何が原因で辞めたいと思ったのか書き出してみましょう。
色んな要因が重なって辞めたくなったんだと思いますが、考えつく限り辞めたいと思ったところを書き出すことで自分の中で整理がつくはずです。
自分の思考を巡らせるのにおすすめなのがマインドマップです。
マインドマップは一つのキーワードから枝分かれして関連キーワードを繋いでいく作業です。
連想ゲームみたいにキーワードを並べていくことで思考を深めて、思考を整理することができるので自分の今の状況を客観的に把握することができます。
マインドマップで情報を整理すると、今まで気づかなかったことに気づくことができ思考を深堀りして見える化していくことで、辞めたい理由を言語化することができるのです。
私も使用したことがありますが手軽に簡単にできるので、何か悩み事があった時思考を整理する時に使っていました。
ちなみに私が使っていたのは無料版のこちらです。アプリもあるので、スマホでも使用可能です。
辞めたくなった原因は一つではなく、複数ある人が大半なので自分の今の状況を認識することが最初の一歩です。
②自分で解決できることなのか考える
辞めたい原因を知ることができたら、その問題を解決するために自分にできることを考えましょう。
自分一人の努力、考え方を変えることで解決できることはなんなのか?「他人の考えを変える」「会社の社風を変える」のような自分がコントロールできない問題は難しい問題です。
そもそも「他人を変える」「会社の社風を変える」というのは自分の課題ではなく「他者の課題」だからです。
これはアドラー心理学という著書の引用で「課題の分離」というものなんですが、「自分の課題」にのみ注力して「他者の課題」には介入しないというものです。
理由は2つです。
1.他者の課題に踏み込むと対人トラブルになる
2.他者の課題に介入しても、他者を変えることができない
具体例として、
「自分の課題」「他者の課題」と分けて考えるとシンプルな思考になるので、自分のやるべきことが分かりやすくなります。
「課題の分離」を考えるのにもマインドマップを使うのがおすすめです。
「辞めたくなった原因」をキーワードに今の現状から自分にできることはなんなのか考えてみます。
自分でコントロールできることかどうか見極めましょう。
③キャリアプランを見直す
自分の課題が明確になり自分にできることが分かったとします。
しかし、どう頑張っても状況が好転しない場合「辞めて転職する」というのも1つの手です。
転職する場合、3つやるべきことがあります。
・自分のキャリアプランを見直すこと
・転職のリスクを知ること
・転職しないリスクを知ること
ここからは、転職についての解説になります。
転職するにしても自分がどうしたいのか、転職のことを知らなければなりません。
無計画のまま感情のみで退職する決意をするのは自分が損する結果を招くので、慎重に行っていきましょう。
ではキャリアプランについてですが、
キャリアプランとは
キャリアプランとは、仕事や働き方の将来像(キャリアビジョン)を実現するために作成する、具体的な行動計画のことを指します。将来像をかなえるために必要なスキルや経験を洗い出し、逆算して計画を立てると、いつまでに何をすべきかが見えてきます。
マイナビ転職
つまり、「今後自分がどんな人生を歩むのか長期計画をたてること」です。
キャリアプランは自分がどうなりたいのかを知らなければいけません。
そのため自己分析が必要になるので、こちらに自己分析のやり方を解説してますので是非ご覧下さい。
》やりたいことが見つからない?転職時の自己分析方法と見つけ方のポイント
-
やりたいことが見つからない?転職時の自己分析方法と見つけ方のポイント
やりたいことが見つからない転職時の悩みを解決!自己分析方法と、得意・好き・やりたいことの見つけ方のポイントを世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方を参考に解説。理想の転職先を見つける手助けに!
キャリアプラン(自分のやりたいこと)を明確にすることが自分の人生の軸になる大切なところなのでじっくり取り組んで頂きたいです。
④転職のリスクを知る
何をやるにしてもリスクがありリターンが返ってきます。
転職のリスクは、
1.人間関係を一から構築
2.仕事内容が思っていたものと違う
3.転職先はすぐには見つからない
それぞれ詳しく解説します。
1.人間関係を一から構築
転職したら新しい職場、新しい同僚と一緒に働きます。
良くも悪くも前の職場は人間関係ができあがっており自分の立ち位置がすでに決まっていたので、気を許し合う仲間が少なからずいたはずです。
ですが、転職すると知らない人しかいない状態からスタートするので、どんな人か探りながらコミュニケーションを取ることになり気疲れしてしまいます。
良い転職先なら慣れてない職場の人間関係、仕事を考慮して気を使ってくれるところもありますが、その職場の上長や環境次第になるので絶対ではありません。
前の職場の人間関係が嫌で、社風が合わず転職をする方は多いです。「転職して人間関係をリセットする」とよく言われています。
ですが、人間関係を理由に転職を繰り返してしまう恐れがあるので、どんな職場が自分に向いていて、どんな人が働いているかきちんと調べたうえで転職しましょう。
2.仕事内容が思っていたものと違う
求人で紹介していたもの、面接で聞いた仕事内容が思っていたのと違う仕事内容だったというのはよく聞く話です。
「入社してみないと本当の仕事内容は分からない」ということは確かにあります。
・業務内容が自分に合わない
・労働時間が長い
・業務の負荷が想定していたよりある
・情報に無い業務がある
・実際の給与が提示されていた金額より少ない
・会社内の行事に強制的に参加
・社風が理念に沿ってないと感じる
などが出てきます。
これらの不安要素を入社前に完全に無くすことは難しいです。
多かれ少なかれ企業には良い面もあれば悪い面もあるので、なるべく悪い面を表に出さないようにしています。
もしすべて調べあげてから転職するのであれば、1つの企業に膨大な時間を使うことになるので非効率です。
ですが、自分が転職で優先したい条件を絞って企業研究をすれば、仕事内容のズレが多少あっても気にしなくなります。
1度の転職で全て希望の条件を満たすのはハードルが高いです。
優先したい条件を3つぐらいに絞って確実に満たせるかどうか調べておけば「思っていた仕事内容と違う」というズレが少なくなります。
3.転職先はすぐには見つからない
退職してから転職活動をするのはおすすめしません。なぜなら転職活動にはお金がかかるからです。
転職準備に安く見積もって最低でも4万円はかかります。
転職活動の準備に加えて、全く収入が無い状態で預金に蓄えがなければすぐに生活費で預金が無くなります。
そして、志望企業への転職活動は時間がかかります。
転職活動にかかった期間、7割が「3か月以内」と回答。(図2、図3、図4)
「転職経験はありますか?」と伺ったところ、「転職経験がある」と回答した方は67%でした。転職活動の期間について、転職経験がない方には「必要だと思う期間」を、転職経験がある方には「実際にかかった期間」を伺いました。大きく差が出た項目は「1ヶ月以内」(必要だと思う期間:5%、実際にかかった期間:21%)、「4~6ヶ月」(同:31%、17%)でした。想定よりも実際の転職活動は短期間で行なわれていることが分かります。年代別に実際の転職活動でかかった期間を伺うと、20代は8割以上が「3か月以内」(1ヶ月以内:29%、1~3ヶ月:53%)と回答しました。
【図2】転職経験はありますか?
【図3】転職経験がない方は、転職活動で必要だと思う期間を教えてください。転職経験がある方は、転職活動で実際にかかった期間を教えてください。
【図4】「転職経験がある」と回答された方にお聞きします。実際の転職活動にかかった期間はどのくらいでしたか?(年代別)
エンジャパン
3ヶ月以上かかる人が大半なのでその分の生活費の蓄えがないといけません。
それに、生活費のことを考えながら転職活動をしていると生活費を理由に転職先を決めてしまうので、ブラック企業に転職する人も珍しくありません。
というか、私もその一人なので^^;
転職は長引けば長引くほど生活費がかかるので、計画的に退職しないと本来の目的から遠かった転職になってしまいます。
ですので、転職活動は在職しながらでないと上手くいかないことが多いです。
それでもすぐに辞めたほうがいい場合もありますので詳しくはこちら。
転職活動のお金については以下の記事で詳しく解説してますので、是非ご覧ください。
》お金が無い状況でも仕事を辞めたい!無理なく辞めるための8つの方法
-
お金がないけど仕事を辞めたい!8つのステップで安心転職への完全ガイド
お金が無くても仕事を辞める方法!8つの無理なく辞めるための対策を紹介。退職のリスクを抑えつつ、安心して次のステップへ。転職経験豊富な筆者が語る、お金の心配を解消してスムーズに仕事を辞める秘訣を知りたくありませんか?
⑤転職しないリスクを知る
転職するのにリスクはありますが、転職せずに留まることにもリスクがあります。
1.ストレスで病気になるリスクがある
2.自分の市場価値を見誤る
3.変化に対応できなくなる
4.転職しなかったことを後悔する
5.モチベーションの低い仕事を続けると自己評価を下げる
それぞれ詳しく解説します。
1.ストレスで病気になるリスクがある
今抱えている悩みが自分がどう頑張っても解決しないものなら、常に過剰なストレスに悩まされます。
この状態を我慢し続けることのメリットは現収入の安定ですが、我慢し続けることで病気になるリスクの方が怖いです。
あてはまる症状は出ていませんか?
・痩せてゲッソリした
・過食で太った
・眠れない
・食欲が無い
・性欲が湧かない
・突然涙がでてくる
・何をしても楽しくない
・抜毛が増えた
・蕁麻疹が出た
・情緒が不安定と感じる
・ダルくて疲れがたまりやすくなった
飲食はうつ病、統合失調病など脳に影響を与える病気にかかる人が多いと言われています。
それは長時間労働の肉体労働、精神的苦痛によるパワハラなど原因、要因は色々あります。
脳の病気は軽くはありません。身体の怪我よりも長い時間をかけて治療しても完治しないかもしれません。
以前のように仕事ができなくなるので、思うように身体が動かなくなったり、ストレスに弱くなり立つこともままならなくなります。
自分の身体は最大の資本です。身体が壊れてしまえば何もできなくなります。
もし、職場の人間関係、パワハラ、休み無しで何連勤しているなどが原因ですでに体調に不調がでている。ストレスで精神的にまいっているようでしたらすぐに病院にいきましょう。
取り返しがつかなくなる前に早急に対処しましょう。
病気になっても会社は何もしません。国の制度も厳しいので補助金もそこまであてになりませんので、自分の身は自分で守るしかありません。
転職活動は在職しながら行った方が収入面が安定するので精神的に余裕ができるのですが、もう続けていく気もなく、無気力の状態でしたらすぐに退職してもいいと思います。
そうなったら誰かの力を借りましょう。主に当面の生活費になるので家族に頼るのが1番良いです。まずは自分を癒しましょう。
社会復帰するのは焦らず、少しづつでいいのです。
退職してから転職活動でもいいのです。
収入が無い状態が嫌ならアルバイトでもいいのです。
アルバイトが上手くいかないなら親のスネをかじってもいいのです。
ここから自分を見つめ直してやりたいことを見つけましょう。
2.自分の市場価値を見誤る
仕事を長年勤めるのは社会人として素晴らしいことですが、その企業でしか通用しないスキルが磨かれて、他企業には通用しないというのは多々あります。
そして、1つの企業だけに固執するとその企業に依存するようになってしまいます。
こうなると自分の意志決定が減り、会社の言われるがまま、不満があっても受け入れるしかありません。
転職を考えずに仕事をしていると、自分が転職市場ではどの位置にいるか分からないので自分の価値がわからなくなります。
社内での価値が全企業の価値と一緒ということはありえませんので、自分の市場価値を知らないと他人の言っていることを鵜呑みしてしまうものです。
昔よくこんな風に飲食時代の上司が言っていました。
「ここ(この会社)で通用しないならどこ(他の会社)へ行っても通用しない。」
「石の上にも3年。3年は続けないとどこも雇ってくれない。」と。
ですが、この言葉は全くの嘘ということが自分自身で証明できました。
職種は変わりましたが仕事は問題なくこなせてますし、飲食時代より労働環境が改善しました。
1年ぐらいでたて続けに転職してましたが、雇用してくれる企業は多数ありました。
会社の上司が言っていることは社会の全てではないので、自分で正しい判断ができる知識を得ましょう。
3.変化に対応できなくなる
インターネットの発達により変化するのが早くなった現代の世の中。
転職しないという選択は変化を怖れているという側面もあるので、どんどん変化していく世の中から取り残されていく可能性があります。
変化に対応できなくなる傾向として
・自分のやり方に固執する
・デジタル化を敬遠する
・新しいものを受け入れにくくなる
・過去の経験しか判断できない
・環境の変化を恐れる
・自分で調べることが少ない
・受動的である
・思考が浅い、停止している
・自分には関係ないと思っている
・世の中の動向、進展を知らない、興味がない
などがあります。
このまま会社に残り続けることで変化していく社会についていくことができるのか、今一度自分に問いかけてみてほしいです。
逆に変化を見逃さず新しいことに先行して行動できるようになれば、希少な人材として活躍できる場面が増えるでしょう。
4.転職しなかったことを後悔する
「あの時転職していればよかった」とチャレンジ、行動しなかった事を後悔するかもしれません。
転職ができる年齢は若い方がしやすいのは間違いありません。
歳を重ねてから転職するのと今転職するのとでは条件が違うこと、そもそも選考が通らなくなるというのは十分ありえます。
生労働省が発表した統計によれば、転職後の年収の変動を年齢層ごとに分析した結果が、図表になります。
年齢 | 年収増加(%) | 年数減少(%) |
---|---|---|
19歳以下 | 42.8 | 27.4 |
20~24歳 | 47.6 | 21.6 |
25~29歳 | 37.2 | 32.3 |
30~34歳 | 41.1 | 31.9 |
35~39歳 | 37.4 | 33.7 |
40~44歳 | 39.1 | 28.5 |
45~49歳 | 37.7 | 28.0 |
50~54歳 | 32.6 | 37.6 |
55~59歳 | 21.4 | 47.7 |
60~64歳 | 11.9 | 71.3 |
65歳以上 | 19.8 | 53.2 |
計 | 34.9 | 35.9 |
年齢が若い層では転職による年収のアップ率が高い一方で、年齢が上がるにつれて年収が下がる傾向が表れています。これは、全年齢層で転職の機会は増えているものの、実際には「若ければ転職市場での優位である」という現状を物語っています。
5.モチベーションの低い仕事を続けると自己評価を下げる
嫌だ、辞めたいと常に思いながら仕事していると仕事へのモチベーションが低下していきます。
そうなると今やっている仕事を軽く見てしまうものです。
更には自分を含めた勤めている同僚、お客さんに対して嫌悪感が出てきて仕事に対して不信感、イライラが溜まります。
「自分なんてこの程度の仕事しかできないんだ」と自分の評価を下げてしまい、自分を大切にしなくなります。
やけになって無意識に自分を痛めつけたり、壊すようになったりもします。
ですが辞めたい、どうにかしたいと思っていても問題を先送りにしてしまうのです。
転職をする前にチャレンジすること|自分から改善しようと行動する
辞める前に、自分がコントロールできる範囲で解決するために行動に移してみましょう。
行動に移すのは怖い、面倒臭いと感じるかもしれませんが結果は上手くいかなくてもいいので行動に移した事実が大事です。
自分から改善しようと行動することによって、転職するうえで避けては通れない「なぜ転職したのですか?」という必ず面接に出てくる質問を具体的にポジティブな印象で答えることができます。
そのまま問題を残して退職するのは、寝覚めが悪いので後悔しないためにも自分のできる範囲で改善する行動をとりましょう。
まとめ|仕事を辞めたいけどどうしたらいい?飲食の仕事を辞めたい理由と対処法を徹底解説!
この記事では、飲食の仕事を辞めたい理由と対処法を解説しました。
まずは自分が何に悩んでいるか認識しましょう。
そして、自分がコントロールできる範囲なのか、そうでないのかを知ることが大事です。
仕事を辞めたい理由は複数ある人が大半なので、自分が何に悩んでいて自分で解決できそうなら行動してみましょう。
転職活動の前に準備は万全ですか?
あなたの飲食業界からの転職を成功に導くため、職務経歴書の書き方とは異なる視点が必要です。
**転職活動をさらに前進させる「準備のコツ」**に焦点を当てた記事もご用意しています。
まずはこちらをお読みいただき、スムーズな転職への第一歩を踏み出しましょう。
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この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!